佐川急便の仕分けのアルバイト体験記
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今日はちょっと長い記事になりましたが、、、

ネット上や2ちゃんねるでキツイと噂されている佐川急便のバイト。
私も以前やったことが有りますので、ここに体験記としてレビューしたいと思います。

※ちなみに最初に言っておきますが、これはあくまで私が経験した現場でのことです。別の倉庫や他県になればまた全然違う環境かもしれません。

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大量200名募集!だれでも出来る簡単倉庫内作業

立春を迎え衣替えも終わりそうな頃でした。
何か派遣の求人サイトでアルバイトを探していたとき

某求人サイトで目についたのが、「大量200名募集!だれでも出来る簡単倉庫内作業」

時給も1000円でした。

仕事場が倉庫内で、だれでも出来る様な簡単な仕事ということでそそられた私は、すぐにその派遣会社の求人へエントリー。電話がかかってきて、登録会の日程は3日後の日曜日に決まりました。

大量200名募集との掲載だったので、多くの登録者が訪れているのだろうと思いながらとあるオフィスへ行くと、その登録会では私を含めた3名のみ。

「少ないな。。。」と思いつつも気にせずにいました。

そして、説明の担当者が入ってきました。服装は作業着の様な物を着ており、「そうだよね、派遣会社の人も、現場に入らないといけないから大変だなー」なんて思っていました。
派遣会社って登録スタッフが突然来ない、スタッフが募集定員に達しない場合は、派遣会社の社員もバイトに出なければならないのです。

学生の頃、何度か派遣のバイトをしたことが有ったのでそのことはなんとなく知っていました。
そして、説明が始まりました。4,5枚綴りの用紙を渡されました。

 

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初めは好奇心を感じていた佐川急便のアルバイト。


それを見ると「佐川急便倉庫内スタッフ登録」たしかこのようなタイトルで、一番上に記載されていました。


その時初めて、応募した倉庫内作業が佐川急便の仕分け作業であることを知りました。
ですが、当時私は、ネット上で噂されている佐川急便倉庫内作業のアルバイトの壮絶さを知らなかったのです。

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その為、逆に少し興味を持っていました。「あの、佐川急便の倉庫内が見れるのか。」なんて好奇心が勝り、また、久々のアルバイトということで、若干ワクワクしていたのです。。。。

無事に登録も負え、その頃は普通に会社員だった私は、来週の金曜。
会社終わりの夜勤時間帯(23時~翌8時)の時間帯を第1回目としました。

説明会の担当者から何度も伝えられた言葉が「まず1度やってみて自分に合うか合わないかを試してみてください。」という言葉でした。
今まで、派遣バイトや倉庫内のバイトは何度か行ったことが有ったのですが、これを言われたのは初めてだったので少し疑問を持ちながら、バイトの当日を待ちました。

来週のバイトの日までに用意しなければならないものは、
全面ラバータイプの軍手と安全靴です。
それ以外服装は、派遣会社からもらったTシャツとしたは、ジーパンなど何でもOKです。

全面ラバータイプの軍手は100均で購入。

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安全靴はホームセンターで購入しました。
平均3,000円位ですが、2,000円弱位の物を購入。


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そして佐賀急便倉庫内アルバイトの当日を迎えました。

 

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知られざる佐川急便の倉庫内仕分けのアルバイトとは!


日中の仕事を終え、派遣会社に入り時間の1時間前、夜10時に集合。

派遣会社の事務所に集合したのですが、その場所からバスに乗るのは私だけでした。
その時、派遣会社の担当者に言われたことがとても印象的です。

「あまり、頑張り過ぎないようにね・・・」
一瞬、えっ。と思いましたが、とりあえず「ありがとうございます。」と言うと。
「いやほんとよ。頑張って疲れてもしょうがない。」

え、どういうこと?と思いましたが、会話はそこで終了。
バスに乗り込むと発進しました。

現場は郊外に有るので、派遣会社が無料の送迎バスを用意してくれています。
30分程で現場に到着。

現場の事務所で、最初に危険事項の説明や、勤怠表の書き方等の説明を受けます。
その時、また、その説明する方に言われたのが、
「あまり頑張り過ぎないようにね。」
でした。

疑問に思いながら、違和感を感じながらとりあえず、はい。と返事をし仕事開始。
現場へ。

その時までは、この仕事の辛さを知る由しもありません。

荷物が濁流の様に流れてくる

現場は、かなりの広さの倉庫の中を全長で100メートルくらいのコンベアが、
円の形になり、その上を荷物が流れています。
見ると濁流の様なスピード。速さにすると時速12~13kmくらいでしょうか。
想像の何倍ものスピードで荷物が流れていきます。

そしてまず、コンベアの横に行き、最初に指示された仕事は”引き”という仕事。
これが、壮絶でした。。。。

まず最初に自分の担当番号を決められます。
大体2桁~4桁ほどです。
例えば。03番とか、0121番とか、015番とかです。

佐川急便の荷物には全てラベルが貼ってあるのでわかると思いますが、そのラベルに書いてある数字のことです。

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これですこのラベル見たことあると思います。この場合の番号は7-31です。

単純な話ですが、このラベルの番号が各それぞれ引きを担当する人に割り当てられ、

要は、その番号が書かれたシールが貼られた荷物をコンベア上から引くのです。

作業は単純ですが、内容は超絶の激務でした。
まずスピードに慣れません。遠くから見ると急流の様なスピードですが、
コンベアの真横に着くとまるで濁流。

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形状が様々な荷物に貼られたシール。
そのシールに書かれた番号をその荷物の濁流の中から瞬時に見つけ出し、引きます。

とてつもない集中力と、精神力が必要で、最初のうちはまずスピードになれない為、
荷物を引けない事でのプレッシャー

慣れない目の使い方をすることでの壮絶な目の疲れ
さらに、コンベアが自分の膝くらいの高さの為、常に中腰の状態で腰をやられます。

タイヤ・布団・物干し竿等、多種多様な形状

そして、更に、荷物の形状が本当に多様。

段ボールもあれば、タイヤ、植木、物干し竿、米俵、布団、ホイール。。。
重さも300グラムくらいのものもあれば、30キロ、40キロなどのものもあります。

小さい荷物が何十個も連続してくることもあります。そんなときは楽だなって思ったあなた、そんなことありません。

荷物が小さければ小さいほど貼ってあるシールも小さい。必然的に書いてある番号も小さくなるので今度は全然引けなくなりますw

逆に30キロの米俵が30個位自分の番号で流れてきた時は、

力仕事に慣れていないということも重なり、倒れるかと思いました(笑)情けないですねw

米全袋検査(米袋)


体中から滝の様な汗を書き、無理にでも思い荷物を引かなければならないため、色んな所がアザだらけになります。
この引きという作業が勤務8,9時間の中の殆どを占めます。

目の疲れ+体の疲れで、休憩までの3時間程この引きをするだけで疲労困憊。
ぐったりしながら最初の休憩に入りましたが、飲み物をがぶ飲み。
500mlのドリンクを一気飲みしても未だ足りない程の喉の渇きなんて何年ぶりか分かりませんw

そしてまた引きの作業開始です。自分の担当番号がほとんど流れてこない事も有りますが、
それでも濁流の中に自分の番号の荷物が無いかを見なければならない為休む暇など1秒もありません。

本当にこの仕事を続けている社員さんの方々を尊敬してしまいました。凄すぎるwwマジで。

本当に強靭な精神力を持っていると思います。

精神と時の部屋?全く進まない時間

休憩が終わり作業を開始するのですが、この作業は時計を見れば見るほど精神的に追い込まれます。
時間が全く進まないんです。
先ほど書いた30キロの米俵30袋。
これを全て引き終えた時、「これはもう1時間弱位経っただろー」と思っていても、
まだ、20分しか経っていなかったり。。。

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なので、この引きの作業に入ると時計は絶対禁物です。時計を見ることは更に精神に付加をかけることになります。

人間仕分けロボットと化す


引きの作業を一言で言うと「人間仕分け機」
どんな重い荷物でも引き、どんな形状の荷物がコンベアから流れてきても瞬時に自分の番号を見抜く。
ロボットのようにひたすら動き続ける。

とにかく体、体力だけがモノを言う世界。
任せられた番号の荷物をとにかくロボットのように引き続ける。
倉庫内で働いている人(佐川急便さん)には肥満の人は一人もいませんでした。
派遣で来ているアルバイトの中にはいますが・・・(笑)
迅速に、ロボットのように正確に荷物を引くことが出来る人が評価されます。

僕も初心者でやっぱりそんなスピードの荷物最初からは引けず自分の番号の荷物をとり逃してしまい、そのときはまたその荷物が流れてくるのを待ちながらほかの荷物を引くのですが、その荷物がまた流れてきても引けないこともあり、、、そんなことをしていると怒鳴られることが何度もありました。

自業自得だとは思うのですが、初めのうちは本当にスピードになれず自分の番号をきた瞬間に読み取ることができません・・・

続けられる人は強靭な精神力を持っている方だと思います。

また逆に続けることが出来たならほかの大抵の仕事は楽に感じるかもしれません。

これが佐川急便の倉庫内仕分けのアルバイトの現実です。


※ただ、僕が経験した現場だけかもしれません。違う倉庫に行けば違う環境の可能性も有り得ます。

アザだらけになった自分の体に驚く

勤務時間が終わった時はぐったり。。。
疲労困憊です。

家に帰ってシャワーを浴びるとき自分の体がアザだらけになっていることに驚きます。

次の日には地獄のような筋肉痛。

手のひら、腕、胸、腹、腰、背中、尻、モモ、ふくらはぎ、足、土踏まず。
体のほとんどまんべんなく、強烈な筋肉痛。

土踏まずと手のひらまでもが筋肉痛になったのは初めてでした。
この筋肉痛は3~4日続きます。

それとあのスピードの中勤務中は1秒も休むことなく目を見開いて集中していなければならないため、目の疲れが尋常ではありません。

ちなみに私は結局2回入った(1回10時間内1時間休憩)のですが、それだけで3キロ痩せました。
ダイエットだけには効果有りそうです(笑)

この日本にこれほどキツイ仕事が有るのかと、正直貴重な経験でしたが、

ちょっともういいです^^;

もし、佐川急便の仕分けのアルバイトをしようと考えている方が居れば、
止めはしませんが、ある程度覚悟しておいたほうが良さそうです。^^;

あくまでも僕が入った現場の倉庫の体験談ですが。

 

それと、僕は普段力仕事をしているわけではないので、こう感じてしまいましたが

普段から力仕事をしている方であればまた全然違うと感じるかもしれません。

 

給料は良いのでお金は溜まる

ただ、本業として、佐川急便に努めようと考えている方、月給は結構良いみたいです。

割に合うかはまず経験してみたからで無ければ分からないことですがw

 

それと言い忘れましたが、女性で1人仕分けしてる人も居てしかも結構何度もバイトに入ってるようでした。それはマジでビックリしましたwただ、大学生でその方は柔道部らしく、ちなみに僕より体格が良くて明らかに強そうでしたw


余談ですが、佐川は自衛隊の人達が起こした会社らしい(笑)

私はこの壮絶なアルバイトを経験したことで、お金を稼ぐ、仕事ということに関して色々と考えさせられました。

そう思えただけ、今ではこのアルバイトには感謝をしています。

僕らの生活を支えてくれてる佐川急便の裏には強靭な肉体と精神を持った社員さんたちがいるということを実感し、それからというもの荷物を届けてくれる佐川急便その他配達業の方々を尊敬するようになりましたw

今までも届けてくれたら「どーもー」とは言っていましたが、バイトに入ったその後は「ありがとうございます」にかわりました。マジで!

今回のこの体験記はあくまでも個人的感想なので、読んでるだけではわかりません。

なのでもし興味がわいたら1度でいいからやってみてください。

長い人生を考えると1回入ってみると良くも悪くもいい経験にはなると思いますw

 

それと、佐川急便を長く続けているバイトの方、社員の方、本当に凄いです。

恐らくですが、他のどんな仕事よりもキツイので例えば全く他業種で他社で営業職に新たに就いたとしても余裕で耐えられると思います。

気づかないうちに精神力が尋常じゃなく鍛えられています。

本当に尊敬していますし、結構筆者は色々物を送るときにお世話になっております。

有り難うございます。そして、尊敬しております。

 

 

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