御朱印にQRコード「御朱In(イン)」が話題。寺と参拝客がいつでも繋がれる
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長野県塩尻市広丘野村にある浄土宗の善立寺(ぜんりゅうじ)が話題になっています。

善立寺の副住職の小路竜嗣(こうじりゅうじ)さんは元研究者という変わった経歴を持つ方で、御朱印に印鑑風のQRコードを印刷した「御朱In(イン)」を発表しました。

これにより、参拝者と寺がいつでも繋がれるため、参拝者と寺双方にメリットをもたらすことができる。

今回はこの「御朱In(イン)」について詳しくご紹介したいと思います。

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御朱印をIoT化「御朱In(イン)」とは

モノとインターネットをつなぐ仕組みIoT(アイオーティー)をご存知でしょうか?

これまでインターネットはPCやプリンターなどデジタル機器に接続する物が一般的でしたが、IoTとはモノにITの技術を組み込むという技術・概念です。

このIoTは今どんどん市場が拡大しています。

IoTの具体例を知りたい方はこちら

そんなIoTの技術をなんと御朱印に導入したのが「御朱In(イン)」です。

これは善立寺の正式な御朱印ではありませんが希望者に副住職であり開発者の小路さんが配っているとのことです。

QRコードが印刷された御朱印

この御朱In(イン)には表面に印鑑風のQRコードが印刷されています。

出典:ITmedia

出典:ITmedia

御朱印の右下にはQRコードが。

そして、このQRコードを読み取るとなんと善立寺のFacebookページにアクセスされるというものです。

これにより参拝者と善立寺がいつでも繋がれるのです。

また、御朱印集めが近年ブームになっていますが、御朱印の数が増えて来ると、「この寺どんな寺だっけ?」と曖昧になってしまうこともこのQRコードがあることで解消できるというわけです!

まさに一石二鳥。

参拝者・お寺双方にメリットをもたらすことができるのです。

NFCタグが裏面に貼り付けられている

さらに、この御朱In(イン)はなんとNFCタグが裏面に貼り付けられています。

NFCとは近距離無線データ通信のことです。

NFCは、”かざす”ことでBluetoothやWi-Fi等で通信を行うもので、有名なのはおサイフケータイです。

専用アプリを入れたスマホを近づけると善立寺のFacebookページにアクセスされます。

Androidスマホ端末ではNFCに対応している物が既にありますが、iphoneは未だ未対応です。

もうじき、対応するかもしれない。という噂はありますので、近いうちに使えるかもしれません。

御朱In(イン)は配布中

善立寺の公式Facebookページを見ると、御朱Inについて記載がありました。

現在は希望者のみに配布をしているようです。

[御朱Inについて]NFC+QRコード御朱印「御朱In」は一般にはご用意しておりません。
ご希望の方には郵送いたしますので、メッセージまたはメールにてお気軽にお問い合わせ下さい。

詳しくは善立寺公式Facebookページをご覧頂ければと思います。

一般にはご用意していないということで、誰でも配布してくれるかはちょっと不明です。

分かったらお伝えさせていただきます。

何はともあれ、元研究者という異例の経歴をもつ副住職の小路さんスゴイです。

御朱印にまさかIoTの考えを組み込む発想・頭の柔軟性。

尊敬します!!

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