ラクトフェリンという名前を聞いたことありますか?
最近徐々にラクトフェリンという名前が話題になってきており、調べてみるとこのラクトフェリンの効果が凄い!
今回はこのラクトフェリンについて詳しく調べてみましたのでご紹介いたします。
▼目次
ラクトフェリンの効果
ラクトフェリンとは
ラクトフェリンとは哺乳動物の乳に含まれている感染防御機能を持ったタンパク質です。
母乳などに多く含まれ、赤ちゃんの健康のために必須の成分とされています。
さらに涙・唾液・血液など人の体液にも存在しており、細菌やウイルスから守るものとも考えられています。
それではラクトフェリンは具体的にどのような効果があるのでしょうか。
ピロリ菌や歯周病菌の抑制効果
ピロリ菌は胃がんに影響すると言われている細菌で人の胃の中で繁殖します。
40代以上の方は特に注意とされており、胃の中のピロリ菌の繁殖を防ぐことは胃がん対策に非常に重要なポイントとなります。
先ほどラクトフェリンは唾液にも含まれているとお伝えしましたが、実は、ラクトフェリンは歯周病にも効果的で、歯周病菌の抗菌効果等があると言われています。
ただ、老化とともに減少する傾向もあるらしく、40代以降の方になってくるとラクトフェリンの数も減少すると言われているそうです。
ピロリ菌や歯周病菌への効果はいわゆる抗菌・抗ウイルス活性があり、これらのピロリ菌や歯周病菌などへの作用があるそうです。
腸内環境改善効果・便秘対策
ラクトフェリンはタンパク質、ビフィズス菌とは異なるものですが、ラクトフェリンは腸に到達すると胆汁酸と結合します。
この結合物は結果的に悪玉菌の増殖を防ぐ働きがあり、善玉菌を増やしてくれます。腸内環境の改善に繋がります。
腸内環境が改善することで便秘などの解消につながるというわけです。
内臓脂肪の低減効果
さらにラクトフェリンには内臓脂肪を減少させる効果もあるそうです。
大手企業のライオンがこのラクトフェリンの内臓脂肪低減効果に関して研究を行っており、その研究効果を発表しています。
年齢30〜62歳の成人男女30名を2つのグループに分け、1方はラクトフェリンが含まれたタブレット。
もう1方にはラクトフェリンが入っていないタブレットを毎日摂取するという実験を行いました。
2ヶ月間の実験によりラクトフェリンの含まれたタブレットを摂取したグループはラクトフェリンの入っていないタブレットを摂取グループより、内臓脂肪面積・腹囲・体重に現象が見られました。
このラクトフェリンの脂肪減少効果は、歯周病とラクトフェリンの関係を調査する中で発見したそうです。
御存知の通り、ライオンは歯磨き粉や歯ブラシなどを販売するメーカーでも有り、それらの研究の中でたまたま脂肪低減効果を発見したそうです。
肥満度の高い人程歯周病の率が高い傾向にあり、歯周病の毒素がメタボリック症候群を誘引するという関係が確認されたとのこと。
カンジダ菌や水虫・O-157にも効果が
ラクトフェリンの抗菌効果はカンジダ菌や水虫などに対する効果も注目されています。
さらにC型肝炎にも有効であるという研究結果もあるそうです。
ラクトフェリンは胃の中に存在するペプシンという酵素によって一部が分解され抗菌ペプチドになります。
この抗菌ペプチドという物質が抗菌作用を発揮することで様々な細菌にたいして効果が期待されているようです。
加齢とともに減少するラクトフェリン
このようにラクトフェリンの抗菌効果は様々な細菌に作用します。
ただ、冒頭でお伝えしましたが、ラクトフェリンは私達の唾液や血液に含まれています。
これらラクトフェリンの抗菌効果によって私たちは菌から守られていると言っても過言ではありません。
しかし、このラクトフェリンは年齢とともにその数が減少します。
この年齢を止めることはどうしようもありませんので、ラクトフェリンを外から摂取することは重要です。
ラクトフェリンを摂取するなら免疫ミルク
赤ちゃんを産んだばかりの女性の母乳には多くのラクトフェリンが含まれています。
母乳によって、胎児は母親からラクトフェリンを受け継ぎ免疫を高めることが出来ます。
この母乳の原理を応用したのが免疫ミルクです。
スキムミルクタイプで、免疫ミルクにはラクトフェリンの他に様々な栄養を含んでいるまさに母乳をヒントに生まれた大人のミルクです。
注意点として、この免疫ミルクは大人用で、胎児に母乳代わりに与えることはできません。
乳児用ミルクではなくあくまでも大人の健康をサポートするものです。
子供用も販売はされているようですが、乳児用・胎児用はありません。
ヨーグルトで手軽にラクトフェリンを摂取
免疫ミルクではなくヨーグルトで手軽にラクトフェリンを摂取したいという方は多いようです。
ラクトフェリンをコンセプトに作られたヨーグルトは市販でも販売されており、スーパーなどでも普通に購入することが出来ます。
中でも人気なヨーグルトが【森永乳業 ラクトフェリンと ビフィズス菌 BB536】です。
このようなヨーグルトには珍しく安定剤や香料を使用しておらず安心して飲むことが出来ます。
サプリメントでラクトフェリンを摂取
サプリメントも様々な商品が販売されています。
ラクトフェリンだけを摂取するサプリメントも有れば、ダイエットの為のサプリメントにラクトフェリンを配合したものまで。
例えばラクトフェリンを摂取する事に重きをおいたサプリメントはこちらです。
上記で、ラクトフェリンは内臓脂肪低減効果やメタボにも良いとお伝えしましたが、ダイエット系のサプリメントでもやはりラクトフェリンを配合しているサプリメントが多いようです。
ダイエットを目的としたラクトフェリンを配合したサプリメントがこちらです。
テレビでも話題のマヌカハニー
ラクトフェリンを生活に取り入れよう
ラクトフェリンを摂取する方は段々増えてきており、
受験を控えたノロウイルス対策
胃腸の回復
お腹の調子を改善
免疫力の向上
整腸作用
健康維持
などなど、用途は様々なです。
もちろん、全ての人が効果を体感できるという事では無いようです。
どれくらい継続したかの影響が大きいようですが。
ただ、確実に効果を体感できている人もいるようです。
目安としては、効果を体感した方の多くは少なくとも1ヶ月〜2ヶ月は継続しているようです。
ヨーグルトやサプリメントなので、効果を実感するまでにはある程度の期間を継続することが必要かとは思います。
ラクトフェリンに興味がある方は一度試してみてはいかがでしょうか?