現在の世界の人口は約73億人です。
筆者が幼いころは世界人口60億人と言われていたのが古い記憶で残っているのですが、ほんの十数年で13億人も増えていると考えたらちょっと怖いとすら感じてしまう増加率。
国連が発表した「世界人口展望」 (World Population Prospects) では世界人口は2050年には約96億人になるのではという予測も出ています。
▼目次
世界の食糧危機問題
人は水を飲み、食物を食べることで生きていけますが、人口が爆発的に増えることで、食糧危機になるのではと、危惧し様々な対策が既に進められています。
都市伝説的には世界人口削減として、ビル・ゲイツ等がススメているとも言われています。
そんな食糧危機問題を世界レベルで抱える中、とある食品が今話題です。
インポッシブルフード(Impossible food)とは
インポッシブルフードはスタンフォード大学の生化学者パット・ブラウン氏がCEOとして率いるシリコンバレーのベンチャー企業で、企業名は「インポッシブルフーズ」です。
ビル・ゲイツも100億円以上投資!
人口問題・食糧危機などの事業を進めているビル・ゲイツも実はこのインポッシブルフーズに100億円以上の投資をしているそうです。
それほど世界にとって今後数十年の内に重要になってくるものなのかもしれません。
これがインポッシブルフード(人工肉)
↑↑これはインポッシブルフード(人工肉)を使ってハンバーガーを作る様子の動画なのですが、どう見てもひき肉でパテを作っているようにしか見えません。
動画はインポッシブルフーズが投稿したプロモーション動画です。
フライ返しでフライパンに押し付けるとなんと肉汁まで出ます。
ですが、これは食欲をそそられる。。。
これがインポッシブルフード(人工肉)で作ったインポッシブルバーガーです。
うまそう。。。
インポッシブルフードの原材料は100%植物性
そんなインポッシブルフードは100%植物性の原材料で作られています。
信じられません。
赤いですし、動画を見ると若干血が滲む感じとか、肉汁が出る所とか、見た目完全に肉ですからね。
インポッシブルフードの正体
そんなインポッシブルフード(人工肉)の正体はこれらです。
肉の本体→小麦のプロテイン
つなぎ→こんにゃく成分
脂身→ココナッツオイルと大豆プロテイン
赤い色素→レグヘモグロビン。マメ科の根に存在する血液ににた成分。
これらによって肉らしさを再現。
牛肉の味に近づけるために分子レベルで研究・調整しているそうです。
まさに未来の肉!
そんなインポッシブルフード(人工肉)を使ったハンバーガーが現在アメリカで大人気だそうです。
とある飲食店ではインポッシブルバーガーを価格19ドル(約2200円)で提供しているそうですが、週に200〜300食売れているそうで。
人気の秘密は100%食物性のため、普通の肉よりもヘルシーで健康的。
そして、やはり味が、本物に非常に近いという点にあるようです。
人工肉と知って食べると、人工的に味付けしている感が若干あるそうですが、しらずに食べれば普通の肉として気づかないレベルだそうです。
筆者も是非食べてみたい。。。
インポッシブルフーズのプロモーション動画はこちら
インポッシブルフーズのビジョン
インポッシブルフーズは今後20年以内に
20年以内に世界に流通する肉を全て、この人工肉に置き換えたいと話しているそうです。
※個人的な希望としては本物の肉を食べたいですが。。。(インポッシブルフードの再現力によっても異なると思いますが。)
家畜が人口増加に追いつかない
このような人工肉の開発がアメリカでは激化しているそうです。
それらの背景は人口増加にやはりつながってくるのですが、実際問題、家畜を育てるには大量の水・エサ・土地が必要です。
人口増加が急激すぎて全ての人を満足させるだけの生産が今後追いつかなくなるという点が大きいそうです。
2050年には世界人口約100億人です。
都市伝説では人口削減など言われており、実際にビル・ゲイツもこの問題に対して様々な取り組みを行っています。
インポッシブルフードが話題になったことで今後必ず起こるであろう人口問題について今一度考える良い機会かもしれませんね。