これから2月末から3月にピークを迎える花粉。
花粉症に毎年悩まれている方にはまさに試練の月ですね。
病院や薬局に足を運び薬を購入するかと思います。
今や、花粉症はあらゆる医薬品が発売されており、いざ病院に行った際にはどのような治療を行っているか気になりませんか?
そんな花粉症の医薬品に関して環境省が今日診療ガイドラインを公式Twitterにて公開しておりました。
今回はそのガイドラインを皆さんにお知らせしたいと思います。
▼目次
環境省が公開!花粉症の診療ガイドライン
該当の環境省のツイートはこちらです。
内容は、花粉症の症状の度合いによってどの種類の薬が適切なのかを一覧でわかりやすくまとめたものです。
非常にわかりやすくまとめられています。
※主に病院での治療法です。
【花粉症の治療】
花粉症の症状が出た場合には、薬による治療が基本です。症状の度合いによってどの種類の薬が適切かを定めた診療ガイドラインがあります。症状が重い場合には、耳鼻咽喉科や眼科の受診をお勧めします。#花粉症シリーズhttps://t.co/W3W4K6kCno pic.twitter.com/7DXq8ocTJQ— 環境省 (@Kankyo_Jpn) 2017年2月20日
抗ヒスタミン薬・ステロイド薬の解説
この一覧の中で良く出てくる言葉として抗ヒスタミン薬・ステロイド薬という言葉がありますが、分からない方も多いかと思いますので、ご説明致します。
抗ヒスタミン薬
Wikipediaでの解説はこちら
ヒスタミンには血管拡張、血管透過性亢進作用などがあり、これらの作用によりアレルギーの症状である、くしゃみ、鼻水などが発生する。 風邪のアレルギー症状も同一の機序による。 この作用を担うヒスタミン受容体はH1受容体と呼ばれ、抗ヒスタミン薬はこの受容体の作用を抑制することで、アレルギー症状を抑える。(参照Wikipedia)
※ヒスタミンとは私達の体の神経伝達に関わっているホルモンの1つです。
H1受容体がヒスタミン受容体と結合することでアレルギー反応を起こすのですが、抗ヒスタミン薬はヒスタミンよりも早くH1受容体と結合することでアレルギー症状を抑えるという働きです。
。。。っと言っても分かりにくいかと思います。
事実だけをお伝えすると上記の様な理屈で抗ヒスタミン薬が働きます。
要は重要なのは効くかどうかということですが、もちろん抗ヒスタミン薬は医師が処方してくれるもので、広く知れ渡っており、医学的にも効能効果が証明されていますので、基本的には効くのではないかと思います。
その辺りは、実際に花粉症治療を病院で受けたことが有る方が一番おわかりかと思います。
ただ、花粉症を根本的に治すというものではなく、花粉症の症状を一時的に抑えるというものです。
抗ヒスタミン薬の副作用
主にな副作用は
眠気
口の渇き
便秘
と言われています。
これはよく風薬を飲んだ後に眠たくなる市販薬がありますがあれも抗ヒスタミン薬による副作用です。
筆者もこの眠くなるという副作用は何度も体感したことがあります。
フワフワして不思議な感覚ですよね。
ステロイド薬
花粉症の薬での解説
ステロイドとは、本来人体の副腎皮質で分泌されているホルモンを人工的に作り出した薬剤で(正確にはステロイド剤)、 ヒスタミンによって引き起こされた鼻の粘膜の炎症、目の結膜の炎症を鎮めます。また免疫系など組織の 反応性を低下させる作用を示し、アレルギー反応も抑える働きをします。(参照花粉症の薬)
先程も出てきましたが、H1受容体とヒスタミンが結合するとアレルギー症状が起きますが、それらアレルギー症状による鼻の粘膜の炎症・目の炎症を鎮めてくれるのがステロイド薬です。
肌荒れやアトピーなどでもよく利用されています。
花粉症のステロイド点鼻薬の副作用
花粉症の対策として使われるステロイドの点鼻薬にはほとんど副作用は現れないそうです。
ただ、もし何かしらの異常が発生すればすぐに主治医に相談をするように心がけましょう。
イメージ的にステロイドと言うと強い薬なので、副作用が強そうというイメージをお持ちの方も多いようですが、使用法を守りさえすれば安全で効果的な薬として多くの場で利用されています。
スギ花粉とヒノキ花粉のピーク時期
スギ花粉とヒノキ花粉のピークについてお伝えしたいと思います。
時期とエリア毎にスギ花粉とヒノキ花粉のピークを表にしてみましたのでお役立て下さい。
スギ花粉 | |
エリア | 期間 |
北海道 | 3月〜5月初旬 |
東北 | 2月〜6月初旬 |
関東 | 2月〜6月初旬 |
東海 | 2月〜5月初旬 |
関西 | 2月〜5月初旬 |
九州 | 2月〜5月初旬 |
ヒノキ科 | |
北海道 | 4月下旬〜6月 |
東北 | 3月〜5月下旬 |
関東 | 2月初旬〜7月初旬 |
東海 | 3月中旬〜5月下旬 |
関西 | 2月〜5月 |
九州 | 3月〜5月下旬 |
正しい花粉症予防のマスクの使い方
環境省の公式Twitterより花粉症の予防として正しいマスクの使い方がツイートされておりました。
この時期、マスクを有効活用する方も多いと思います。
簡単なポイントを守ることで、マスクの効果を最大限に高める事が出来るようです。
【花粉症の予防】
花粉症の予防には花粉を吸い込まないことが大切です。
そのために、マスク、メガネの着用が有効で、さらにマスクの内側にガーゼを当てる(インナーマスク)と99%の花粉をカットできることが分かっています。#花粉症シリーズhttps://t.co/W3W4K6kCno pic.twitter.com/JLFmdXJvRC— 環境省 (@Kankyo_Jpn) 2017年2月13日
上記の様に方法も簡単でマスクの内側にガーゼを当てるだけのようです。
これだけで99%の花粉をカットできるということです。
花粉症でお悩みの方にとってはまさに目からウロコなのでは?
サプリメントで花粉症対策
また、病院・マスクなど一般的な花粉症対策の他にも、サプリメントで花粉症対策を行っている方も多いようです。
サプリメントでは基本的には継続することが重要ですが、花粉症に密接に関係の有るのが腸です。
腸内環境が気になる方向けのサプリメントを購入する方が、この花粉症の時期にはやはり多いようです。
こちらのサプリメントも花粉症でお悩みの方に人気のサプリメントです。
公式ページでは多くの利用者の実際の声が掲載されております。
花粉症でお悩みの方はご参考までに御覧ください。
ということで、花粉症の対策・治療法のご紹介でした。
正しい対処を行うことで花粉症の緩和をすることは出来るはずです。
お悩みの方はご参考になれば幸いです。