先日筆者はPSVRを購入している友達に体験させて頂きました。
今回はその時に体験したPSVRの凄さ、そして、PSVRを体験したことで分かったこれからのVR(仮想現実)市場の可能性の大きさについて綴りたいとおもいます。
今年2017年は日本ではVR元年ともいわれており、これからどんどんVR産業は大きくなってくる可能性があります。
その皮切りとなるPSVRに興味が有る方は御覧ください。
▼目次
VR(仮想現実)とは
そもそもVRとはバーチャルリアリティの略で、日本語では仮想現実となります。
現物・実物(オリジナル)ではないが機能としての本質は同じであるような環境を、ユーザの五感を含む感覚を刺激することにより理工学的に作り出す技術およびその体系。(Wikipedia参照)
言葉としての意味は上記です。
ポイントは”ユーザの五感を含む感覚を刺激すること”です。
VRではヘッドマウントディスプレイという頭に装着し目をスクリーンで覆うことで、目の前に仮想現実の世界が広がります。
この仮想現実の世界では、首を右に動かせば右に視点が向けられ、左に動かせば左に視点が向きます。
ヘッドマウントディスプレイを装着することでユーザーはその映像の中に入りこんだような体験をすることが出来ます。
これを「没入感」と言います。
PSVRの没入感が想像以上!
そして、今話題になっているのがPSVRですね。
こちらが友人から今回体験させて頂いたPSVRです。
↓↓こちらが装着した状態。
この状態でコントローラーで操作していきます。
装着した瞬間に感じたとてつもない没入感
PSVRを装着することでプレイヤーの視界360度を映像の世界が覆います。
PSVRには様々なソフトが用意されており、視覚・聴覚全てをそのゲームが支配します。3Dのリアルな映像でまるでその世界に入りこんだような没入感を味わうことが出来るのです。
PSVR装着時にはゲームの選択画面になりますが、SONYのPSVRに関する公式発表では、2.5メートル離れた距離に226インチ相当の大画面が広がります。
実際このゲーム選択画面だけでも「凄い!」と個人的には思いました!
巨大なスクリーンが目の前に現れるのですから(笑)
体験したゲームの紹介
友達には3時間ほど色々とソフトを体験させてもらいました。
下記に感想をご紹介いたします。
Rez infinite無料版
これは音楽とシューティングが融合したゲームです。
視点変更、頭の方向け具合で進行方向が決まります。
加速、ビーム発射などはコントローラーで行います。
自分がキャラクターになり操作するのですが、基本、デジタルの世界を飛び回りながら敵を倒すゲームです。
これが本当に飛んでいるようで、フワフワした感覚に襲われます。
音とリズムがビームに連動しており本当に気持ちよかったです。
イーグルフライト
自分がイーグルになり街を飛行するゲームです。
空中に置かれた輪をくぐるゲームや敵を倒すゲーム、オンラインでの対戦などもあります。
街のグラフィックはどちらかと言うと粗めですが、それでも本当に鳥になって飛行しているかのような気分になります。
これもフワフワします(笑)
鳥になって飛んでみたいという願望が有る方も多いと思いますが、これでその夢を体験することが出来ます。
本当に面白いと言うか不思議な感覚です。
発売日 2016年11月9日
標準価格 ダウンロード版:4,800円+税
B (12才以上対象)
Until Dawn:Rush of Blood
自分がジェットコースターに乗った状態で押し寄せてくるのがゾンビ?的な敵です。
両手に銃を持ってシューティングをするのですが、まさに悪趣味!
アメリカ人が好きそうな演出です(笑)
急に襲ってくるシーンなどがあり、ガチビビりしながら進んでいきます。
それと、ジェットコースターに乗っているのですが、そのジェットコースター自体も急落下するなど、かなり臨場感がありそういう意味での怖さもあります。
ホラー耐性有る方でも驚くかもしれません。
TheLondonHeist
主人公が車の助手席に乗った状況のシーンから始まります。
追われている状況で車に乗っていると敵の車やバイクが追いかけてくるので銃で応戦します。
本当に車の車内にいるような感覚です。
銃を持つところから、マガジンを入れ替えるところまでいちいちリアルです。
まるでアクション映画の登場人物になったかのうような感覚になります。
このゲームも非常に面白かったです。銃をつかむのもマガジンを変えるのも最初はコツが入りますよ。
バイオハザード7 VR体験動画
この体験動画はバイオハザード7のプロモーションを兼ねた体験版です。
どこか一室で自分は両手を繋がれ捉えられている状況。
映像が目の前に現れた瞬間にあまりのリアルさに縮こまります(^^;)
外国人の男が助け出そうとしてくれるのですが・・・
その後の展開が・・・27の男ですが声を上げてガチビビリしてしまいました。。。
お化け屋敷の1000倍怖いです。
バイオハザード7
このゲームを購入する際には注意が必要です。
PS4でのプレイであれば問題ありませんが、PSVRでのプレイを楽しみにしている方。。。
あの、、、覚悟して下さい。。。
上記で紹介した他のソフトは怖いものもありましたがなんとかプレイ出来ました。
ただ、これは別次元です。
友人がPSVRで全クリしていたので、オススメのチャプターでプレイさせてもらいました。
友人は恐らく変態ゲーマーです。
ゲームが始まり屋敷の中が映し出された瞬間こう思いました。
「マジか・・・これ・・・無理。。。本当に・・・」
屋敷の中の映像が見えた瞬間もう本当に進むことができなくなりました。
ガチで怖すぎる。。。
今までに体験した怖いもの。例えばホラー映画・ホラーゲーム・幽霊屋敷etc...
こんなものとは常軌を逸した別次元の怖さを体験できます。
ちなみにPSVR版で全クリした友達曰く「この怖さは慣れない」とのことです(笑)
本来5分かからない短い簡単な任務のチャプターで試させてもらいましたが、怖すぎて全然前に進めず恐らく30分位プレイしていたと思います。
ホラー耐性がある方でもちょっともしかすると難しいかも。
実際、PSVRでプレイするために購入したけど結局できなくて、PS4で普通にプレイしたという人結構多いみたいです(^^;)
PSVR用で購入する人は覚悟して下さい(^^ゞ
※ショックがでかすぎるので絶対子供にはプレイさせないでね。
発売日 2017年1月26日
メーカー希望価格 7,990円 (税抜) / 8,629円 (税込)
Z (18才以上対象)
VR(仮想現実)市場の可能性を感じた
このように様々なソフトを今回友人に体験させてもらいました。
そこで感じたのは、VRの大きな可能性です。
実際に体験すると本当にあらゆる可能性がVRにはあります。
筆者的に今後「こんな事がVRで出来るようになったら良いな〜」という事柄を挙げてみました。
VRでスポーツ観戦
VRでオンラインでリアルタイムにサッカー観戦。野球観戦等が出来るようになったら面白いなと思います。
しかもそれは観客席からの視点ではなく、会場にいる例えば審判やスポーツ記者・カメラマンなど選手のフィールドと同じ目線に居る人達の目線でリアルタイムにVRの観戦などが出来ると非常に面白いと思います。
筆者は特にスポーツ観戦などに興味がありませんが、これが出来れば本当に見てみたいです。
VRでライブステージでカラオケ
筆者はカラオケ好きです。
カラオケ好きな人が何故カラオケが好きかというと、その好きな歌のアーティストになりきり歌う事が気持ち良いからという理由が大きなポイントです。
これを活かして例えば大きな野外フェス・ドームライブなどで巨大な会場でお客さんが何万人も居る。
そんなステージで実際にアーティスト目線でカラオケが出来たら。。。
どれだけ気持ち良いのでしょうか。
想像しただけで笑顔になります(笑)
これは是非やってみたい。というかDAMさん、JOYSOUNDさんお願いします!(笑)
一人カラオケ用カラオケブースの次は、このVRカラオケ!
絶対需要あると思います!
車の教習訓練に
これが本当に訓練に繋がるのかはちょっと分かりませんが、これが有ると自動車の運転訓練に少しは役に立ちそうかな。と思います。
VRでリアルに運転訓練をするだけでも全くしないよりは少しは訓練になるのでは?
VRで世界ツアー
グーグルストリートビューがありますが、これがVRで見ることができるようになるだけでもかなり面白そうな気がします。
画質や移動をどのように直感的に出来るようになるかが肝になるかと思いますが、これが出来るようになれば世界中の観光名所。世界遺産をよりリアルな感覚で見るというか、体験することが出来るようになると思います。
VRの真骨頂「見る」から「体験」に変わる?
このようにVRはあらゆる可能性を秘めているツールです。
エンターテイメント業界も様々な専門分野の世界、産業、サービスあらゆる面でVRを使うことで革命が起きるかもしれません。
その理由が、VRは「見る」から「体験」に変えてしまう力があるからです。
これまで、映画を見る。スポーツを見る。映像を見る。など”見る”事に関しては、インターネットとPCやスマホの普及で実現することが出来るようになりました。
これは当時、IT革命という言葉が話題になりましたが、まさに革命でした。
しかし、VRは”見る”よりも一歩進んだ”体験”です。
これまで、自宅に居ながら映画を見る。スポーツを見る。世界中の観光名所を見る。事ができていました。
それが全て”体験”に変わるのです。
自宅に居ながら、VRの登場でよりリアルに体験することが出来るようになったのです。
これは一度PSVRを体験することで確信を持って断言することが出来ます。
VRは見る為のツールではありません。
体験するためのツールです。
これほど可能性を感じたツールは初めてです。
ビジネスとして参入するなら今がチャンスです!
ぜひ皆さんもVRを体験してみて下さい。
するとわかります。
VRは”見る”ではなく”体験”だと。
今年はVR元年。
まだまだVRは進化の余地があり、今後様々なソフトも登場し、産業・サービス面で普及してくることでしょう。
私達のこれまでの当たり前の生活がVRによって大きく変わるかもしれません。