マヌカという言葉が近年話題になっているようです。
蜂蜜としての認知度が高いですが、そのマヌカの効果・効能の凄さから歯磨きなど様々な商品も発売されているのです。
今回はそんなマヌカハニーの7つの効能・効果についてご紹介したいと思います。
▼目次
マヌカハニーとは
マヌカハニーはマヌカというニュージーランドに生息する花の蜜で生産されている蜂蜜の種類です。先住民族のマオリ族は、その有用性の高さからマヌカの樹液や葉を薬として用いられて来ました。
マヌカという言葉はマオリ語で”復活の木”という意味があるようです。
マヌカハニーの効能・効果
マヌカハニーには下記のような7つの効果があると言われています。
腸内環境を整える
炎症を和らげる
ピロリ菌の繁殖の抑止や殺菌
虫歯の防止
口内炎の治療
コレステロール値の低下
美肌の効果
このようにマヌカには様々な効果が期待できることからマヌカハニーなどの蜂蜜の他にも、歯磨き粉やシャンプーなどにも使われています。
それでは詳しく見ていきましょう。
腸内環境を整える
マヌカハニーにはビフィズス菌やオリゴ糖、グルコン酸等の成分が含まれており、整腸作用があります。それぞれがどのような効果があるのかご紹介いたします。
ビフィズス菌
腸内環境は善玉菌と悪玉菌の比率によって良し悪しが決まってきます。ビフィズス菌などの善玉菌を食事などから取り入れることで腸内環境を整える働きが期待できます。
オリゴ糖
オリゴ糖は善玉菌のエサになります。その結果、善玉菌の増殖につながるのです。
グルコン酸
グルコン酸もオリゴ糖と同様に善玉菌のエサになります。
蜂蜜はオリゴ糖とグルコン酸の両方を含んでいることから腸内環境に良いということが古くから言われています。
アメリカの養蜂雑誌「American Bee Journal」が報告したデータによると「消化不良を起こした患者に対して30mlのはちみつを1日3回食事に出したところ、症状が改善した例が多く見られた」とのことです。
炎症を和らげる
マヌカハニーはMGO(メチルグリオキサール)を含んでおり、抗炎症作用が高く、雑菌の繁殖を抑え傷の治りを早めてくれます。
傷口にマヌカハニーを塗りガーゼとテープで止めておくという民間療法があるようです。
蜂蜜が傷薬のように使えるのは驚きですね。
また、火傷などの対処でも使われているようです。
MGOとはグルコースが分解される過程で生成される成分で殺菌に効果的という報告がなされています。
ピロリ菌の繁殖の抑止や殺菌
ピロリ菌に効果的であるという評判が広まった事がマヌカハニーの認知度拡大のキッカケでもアリます。胃がんの多くの原因はピロリ菌と言われていますが、マヌカハニーはそんなピロリ菌に対して優れた殺菌力を発揮します。
“Journal of the Royal Society of Medicine”というイギリスの医療系雑誌では胃がんの人から採取したピロリ菌の抗菌性を試験しました。
一般の蜂蜜とマヌカハニーの抗菌性を比較したところ、一般の蜂蜜では抗菌作用は現れませんでしたがマヌカハニーではピロリ菌の増殖を完全に阻止したことが確認されました。
虫歯の防止
“Evaluation of the effects of manuka honey on salivary levels of mutans streptococci in children”という2014年に発表された論文ではマヌカハニーの口腔ケアの方法が紹介されました。
<マヌカハニーを使った虫歯の原因となるミュータンス菌の試験>
9〜12歳の子供を対象に朝食・夕食後の1日2回、計21日間行った実験で、歯や舌にマヌカハニーを塗布し1分間飲み込まずに口に含み、その後、全て吐き出します。
この実験によってマヌカハニーがミュータンス菌の減少に効果が有ったことが確認されました。
現在ではそんなマヌカを使った歯磨き粉等も多数販売されています。
口内炎の治療
口内炎の患部に1日数回塗布することで、マヌカハニーの持つ殺菌力で口内炎の原因となる雑菌を殺菌してくれます。
口内炎患部に塗布したマヌカハニーはその後直接飲み込見ましょう。
習慣的にマヌカハニーを飲むことで栄養素を補給できることも口内炎の予防に繋がるようですので、心がけてみてはいかがでしょうか。
コレステロール値の低下
ピッツバーグ大学の報告ではマヌカハニーにかぎらず蜂蜜にはコレステロール値を下げる効果があることが分かっています。
中でもマヌカハニーはグルコン酸という物質の含有量が豊富です。グルコン酸は先程もお伝えしたように善玉菌の餌となり、腸内環境の改善に繋がります。
善玉菌はコレステロールから作られる胆汁酸を取り込む働きがあるので、善玉菌がどんどん胆汁酸を取り込めば胆汁酸の減量となるコレステロールも消費されるためコレステロールが低下していくのです。(情報参照:日本マヌカハニー協会)
マヌカハニーを摂取することは間接的にコレステロール値を下げる効果が期待できるということになるようです。
美肌の効果
マヌカハニーにはシリング酸メチルという物質を多く含んでいます。このシリング酸メチルは抗酸化物質として知られており、その他の蜂蜜の中でもマヌカハニーは特に含有量が多いのです。
シリング酸メチルは美肌にも効果的で、肌の表皮細胞を保護してくれる作用があります。
また、整腸作用があることから(マヌカハニーを飲む→整腸作用→老廃物の排泄→肌の改善)と、このように間接的な美肌効果が期待できるというわけです。
マヌカハニーの選び方。MGOについて
マヌカハニーを購入しようとするとよく出てくるのがMGOの量です。
疑問をもたれているかたが多いかと思いますので詳しくご説明したいと思います。
このMGOは上記にも少し紹介しましたが、MGOはメチルグリオキサールの事で、抗炎症作用のある成分のことです。
MGOに関しての基準ですが、マヌカハニーによってそれぞれMGO100〜800など様々です。
これは考え方として、数値が高ければ高いほどMGOの濃度も高く良質で価格も高くなります。
例えばMGO500と書かれている場合、MGOが500ml含んでいるという事になります。
単位はmlで、量の事です。
UMFとは
また、もう1つの指標にUMFがあります。
これは「効果や濃度を数値で表したもの」です。
目安として
MGO100であればUMF10+
MGO300であればUMF12+
MGO800であればUMF20+
という数値となります。
価格的にはこのMGOの数値によって500gで2500円前後〜15000円程度と様々です。
最大ではMGO1100+などの高濃度マヌカハニーもあり、価格は500gで4万円ほどします。
もはや蜂蜜の域を越えていますね(゚д゚)!
一般的にはMGO100〜500+のマヌカハニーが人気で親しまれています。
人気マヌカハニーベスト3
マヌカハニーは多くの方が、amazonなどで購入しています。
amazonには豊富な種類が販売されていますので、もし購入する際は、多くの中から選べるAmazonがオススメです。
マヌカハニーの人気ランキング上位3つを下記にご紹介いたしますので、購入を検討されている方はご参考にされてみて下さい。
MGOの数値は様々ですが、やはりMGO100〜400辺りが最も好まれています。
amazon内での評価も非常に高くマヌカハニーを美容や炎症対策など生活の中で活用している方は、もうマヌカハニーが手放せないという方も多いようです。
ぜひマヌカハニーを健康維持の一助に生活に摂り入れてみてはいかがでしょうか。