皆さん、単独の一人旅をしたことがありますか?もしくは、現在一人旅を計画中だったり。。。
今回は、これから初めての一人旅を考えている、初めて一人で海外に行く計画がある方へ、1ヶ月東南アジア一人旅を経験した私だから分かる、お伝えしておきたいことを綴りたいと思います。
▼目次
1ヶ月間・タイ・カンボジア・マレーシアを回った話
現在28歳の筆者は、約8年ほど前に、学生最後の夏休み1ヶ月間、人生で初めての海外旅行に一人チャレンジしました。
当初予定していた行き先はタイ・カンボジアです。
元々は、カンボジアのアンコールワットの近くにある(近くといえど10kmほどの距離)地雷博物館。そして、ゴミ山(スモーキングマウンテン)で暮らす貧困層の人々の生活を見ることが目的で、出発しました。
日本からカンボジアへ直で行くよりも、日本からタイへ行き、それから陸路でカンボジアに行くほうが安いという事を知り、タイ経由が決定しました。
人生初めての海外旅行で、行きの航空券と1ヶ月後の帰りの航空券、現金約10万円を持ち出発。
初めは緊張していましたが、その土地の文化や風習、途中色々と、物乞いや詐欺のような人に騙されかけたり、、、
四苦八苦しながら結果的にはカンボジアのアンコールワットや、地雷博物館、スモーキングマウンテンで生活する人々の暮らしを目にし、様々な思いを受け止めながら、タイ・カンボジア・マレーシアをめぐり無事日本に帰国することができました。
詐欺や脅しの経験
その中で、起きたのがやはり、詐欺や脅し的な事。
基本的に、特に発展途上国の人々は、日本人観光客を”カモ”だと思っている可能性が非常に高く(全てではありません。)常に注意を払う必要が有ります。
<私が体験した詐欺・脅し>
常に物乞い・子供の物乞いに囲まれていた
タイで偽バスチケットを売られた
国境近くで、入国カード作成代行詐欺にあい、屈強な男5人ほどに囲まれる
日本語が話せる白人男性にATMの暗証番号を盗まれそうになる
etc...
実は1ヶ月間の旅行の中で結構色々と有っています。。。
ただ、最終的には警察沙汰になることもなければ、窃盗・無くし物・怪我などは無く、初めての海外旅行も無事終えることができました。
何故、最悪な局面までは避けてこられたのか、
思い返してみると、旅行に出発する前に、かなり色々と下調べを行い、ガイドブックもボロボロになるまで読み直したりしていました。
つまり、事前準備をある程度、調べられる範囲で調べていたことで、最悪な局面を逃れていたのだと思います。
今考えると、本当に事前準備をしてよかったと思っています。
出来る準備・対策は打つべき
バックパッカー・自分探し・一人旅という言葉に憧れて、単独旅行に行きたいという人は多いかと思います。
しかし、その中でも、しっかりと計画を立て、出来る範囲で事前準備を整える、最低限のラインまでは準備するという人も居れば、やはり、初めての一人旅・バックパッカーだとしても、完全に無計画で出発する人も多いようです。
そして、その行為は自己満で済めば良いのですがそうではありません。
無計画によって何かトラブルが起きた場合、確実に誰か第三者に迷惑をかけることにつながるのです。
バックパッカーの5つの心得
それでは、そんな、これから初めてバックパッカーを計画している人へ、筆者個人的に思っているバックパッカーの5つの心得をお伝えしたいと思います。
参考にするもしないもご自由ですので、不要な項目は飛ばして下さい。
事前準備無しの一人旅はただの迷惑者
一人旅は一度、足を踏み外すと奈落の底へ落ちてしまう、命綱無しで、崖を伝っている様な状態の旅であることを先ず自覚しましょう。
誰かと行く旅であれば助けてくれる人もいます。これは崖で言うと命綱になりえます。しかし、一人旅の場合は、自分が何かトラブルに見舞われた際に、助けてくれる人は居ません。
だからこそ、事前準備が必要なのです。
もし、事前準備なしで一人旅を考えている人は今すぐ準備をするか、もしくは、その旅はやめるべきであると思います。
一人旅をする者として、トラブルに合わないよう努力すべき
ですが、事前準備をしてもしなくても、トラブル見舞われる時はあります。
これをどう解釈するか。ですが、私的には、どうしてもトラブルを100%起こさないという事は無理です。
しかし、そもそも一人旅は先程お伝えしたとおり、命綱無しの崖を渡っている状態です。
であれば、それを自覚して
「一人旅をする者として、出来る準備はしておく。」という事が重要だと思っています。
これは心得・心がけではありますが、そもそも一人旅というリスクがある事にチャレンジするのであれば、最低限出来る準備はしておくべきだと思いませんか?
そして、準備をしない無計画の度は”無謀な旅”と笑われても仕方ありません。
外務省のホームページ確認は絶対に
そこで、少し具体的な話になりますが、一人旅・バックパッカーに出かける前に、必ず見ておくべきサイトが、外務省のサイトです。
正式名称は「外務省 海外安全ホームページ」です。
このページでは、最新の国ごとの治安情報が更新されています。
ほぼ全ての国が網羅されている外務省の信頼のおける情報源です。
自分がこれから行こうとする国の情報は、この外務省のサイトで必ず確認しておきましょう。
ガイドブックは必須アイテム
現在では多くの国でインターネット・wi-fiが使え、また、ネットカフェ、ゲストハウスなどでは有料でパソコンを貸し出しているサービスもありますので、情報収集には困りにくいです。
しかし、それでもどうしてもネットが使用できない場合も出てきます。
先進国では先ず無いですが、発展途上国などでは要注意です。
その為、自分が行く国のガイドブックを1冊所持しておくと、旅の危機管理はかなり変わります。
また、ネットには載っていない、詳細な情報、裏の海外実情なども載っていますので、是非1冊持っていくことをオススメします。
個人的には、やはりガイドブックの王道である、「地球の歩き方」をオススメします。
現金だけでなくクレジットカードも活用
お金が無くなるとき、海外旅行は確実に困難なものになります。
現金だけであれば、とられた、詐欺にあった、無くした。となったときに、打つ手無し。の状況となってしまいます。
それだけはどうしても防ぎたいものです。
ですから、現金以外に、クレジットカードを持っておくと、より良いでしょう。
使わなくても良いのです。
もしもの時はキャッシング(借入)でも、無いよりはマシです。
できれば財布とは別に持っておきたいですね。
外務省職員の話
これは個人的に知っておいて欲しい事ですが、外務省の職員の仕事の1つに「海外に住む日本人の保護」という事があります。これは、海外に住む日本人もそうですが、海外旅行中の日本人も対象です。
旅行中の日本人に何かトラブルが有り、警察沙汰、国際問題等になってしまえば、その外務省職員は大忙し、24時間不眠不休で対応に追われることとなります。
一人旅に出る人で、外務省職員の行動を考える人は少ないかと思います。
しかし、海外に日本人が行くだけで、外務省ではその日本人の安全を守ることも仕事1つ。
海外で何かトラブルにあうという事は、間違いなく、自分だけの問題ではないのです。
でも旅・旅行はすべきだと思う
ということで、上記では、バックパッカーの5つの心得をご紹介いたしました。
このようにお伝えすると、旅は控えたほうが良いのか。と思う方、そうではありません。
若い内に海外で生活をしてみる。
海外に行って刺激を受ける事は、その後の50年、60年に少なからず影響はします。
日本とは全く異なる刺激を受けるということは、人生にとって本当に大切なこと。
日本では考えられない暮らしをしている。という事をテレビで見るだけではなく、生身で感じる事が本当に大切だと思います。
自分探しの旅は滑稽だという風潮も有るけれど
最近では、自分探しの旅を滑稽に話す人も多いような気がします。
しかし、そのような人の話はあまり気にしなくて良いです。
行くだけで、全然違いますし、行くことに意味があります。
1、2ヶ月海外に一人で行くことで、新たな自分が見つかるのか。と言えば、それはおそらく難しい。と言うのは事実だと思います。
しかし、実際に行くことで、「海外では日本で考えられない生活をしている、文化が有る」これが肌で感じ、知ることが出来る事は、海外に行ったことがある人、ない人で、人生観は全く変わってきます。
世界を知ることで改めて、日本を第三者の目、海外目線で見ることができるようになるのです。
是非、若い内に、バックパッカーを、旅を楽しんでみて下さい。
しかし、万が一の事があるということも心がけた上で、事前に出来る対策は絶対にしておきましょう。