本当に驚きました。というか嬉しいです。
先日当ブログでご紹介した長野県塩尻市広丘野村にある浄土宗の善立寺(ぜんりゅうじ)というお寺。
この善立寺の副住職の小路さんが発表した御朱In(イン)をお願いしたところなんと本当に送ってくださいました。
本当に嬉しかったので今回は改めて御朱In(イン)のレビューをしたいと思います。
IoTの技術を用いた御朱In(イン)とは
善立寺の副住職の小路さんは実は元研究者という異例の経歴の持ち主です。
過去に培ったノウハウから、ITとモノを融合させるIoTの発想を御朱印に用いたのが【御朱In(イン)】です。
IoTについてより詳しくはこちら
具体的には御朱印が印刷された紙にQRコードを更に印刷しそのQRコードを読み取ると浄土宗善立寺の公式Facebookにアクセスできるというもの。
また、御朱In(イン)の裏側にはNFCという近距離無線データ通信のタグが貼り付けられており、NFCに対応している端末を近づけるとこれも、善立寺のFacebookにアクセスできるというものです。
御朱Inについてより詳しくは前回の記事をご参照下さい。
御朱In(イン)は希望者に郵送している
そしてこの御朱In(イン)は一般には配布しておらず希望者に郵送をしているとのこと。
詳しくは善立寺の公式Facebookページを御覧ください。
そして実は筆者、御朱In(イン)に関する記事を書いたあとに善立寺に御朱In(イン)の郵送希望を出していました。
そして、なんと副住職の小路さんが本当に送ってくださいました。
今回は実際に送って頂いた御朱In(イン)を紹介したいと思います。
御朱In(イン)開封の儀
御朱In(イン)はこのような封筒で届きました。
そして開封
まず、こんな書面頂いております。
御朱Inを発表した副住職の小路さんの思い
こちらの内容が非常に納得できまして、少しでも御朱Inの事、思いを皆さんにお伝えしたいと思い、文字起こしさせて頂きました。
この度はNFC+QRコード対応御朱印「御朱In」(ゴシュイン)にご興味をお持ちいただき、誠にありがとうございます。
この御朱Inから、お寺や仏教に興味を持っていただきたいという思い。また、近年の御朱印ブームを一時的なものでなく、継続的なものにしたいという思いがありました。
現在はあくまでもコンセプトモデルとして、ご興味の有る方にお譲りしております。寺社の中、そして御朱印をお集めになっている皆様の中にも、賛否両論有ることは承知しております。これからの御朱印の発展を感上げる、一つのアイディアとして、お考え頂ければと思っております。
以下に御朱Inの特徴についてまとめております。
・これまでのお寺側の困り事
御朱印をきっかけに仏教・お寺に興味を持ってほしい。
しかし、御朱印をお渡しするだけで、その後はご縁を結べないことも多々ある。
・これまでの参拝者側のお困り事
御朱印を集めれば集めるほど、そのお寺がどんなお寺であったか、印象が薄れてしまう。
・御朱Inによって解決すること
御朱印が収集するだけの物でなく、最新の情報を取り出すことができるものになる。
すごく納得できる、本当に理に適った考えだと思います!
ココからは筆者の考えですが、文化や風習は人がいるから成り立っているわけで、人の性質や考えは時代とともに変化します。
文化や風習は人がいるから成り立つということは、やはり個人的には時代に合わせた変化が大切だと思うんです。
ただ、宗教的なものである御朱印にITを組み合わせて便利化させることに関して疑問に思う方がいるのも分かる。
賛否両論が生まれるのも確かに分かる。
そのため、もちろん変えずに受け継ぐ事も大切ですが、やはり、それだけでは難しかったりしますし、変える・便利化することでのメリットはたくさんある。
何事も極端になりすぎる事はいい面もあり悪い面も有ります。
バランスが大事という意味では今回の御朱印のこのような変化も個人的には大切だと思うんです。
本当に柔軟な考えをお持ちの方で尊敬します。
実際の御朱Inがこちら
しっかりとQRコードも印刷され、読み取るとFacebookページにアクセスが出来ました。
また裏面にはタグが貼り付けられていました。
今回、御朱Inをお願いしてみて本当に良かったです!
ちなみに善立寺の公式Facebookには御朱Inを依頼する連絡先メールアドレスが掲載されていますが、今回御朱Inをお願いするとき、筆者はお手間かけないよう最初のメールで住所や連絡先などを全て記載しました。
お願いするのはこちら側なので、もし皆さんも御朱Inを依頼する際は宜しければ心がけてみられて下さい。