世界の経営者やトップアスリートが取り入れている瞑想法、マインドフルネスという言葉をご存知でしょうか?
1年くらい前から徐々に流行ってきている言葉です。
今回は、そんなマインドフルネスを1ヶ月間毎日継続してその効果を試してみました。
マインドフルネスに興味が有る方はご参考までに御覧ください。
▼目次
マインドフルネスとは
普段私たちは、何もしていなくても、何も考えていない様に思えても実は考えているのです。
例えば、よくあるパターンとして中々寝付けない時。
”寝る”ということに集中しようとしても過去や未来の悪い記憶の扉を開けて結局あれこれ考えてしまう。。。ということを経験したことが有る方って多いのではないでしょうか。
つまり、何も考えていないようで、実際には様々な記憶、これからの未来の予測、明日の仕事のこと。など常に何かを考えています。
それによって脳は疲れてしまいます。
マインドフルネスとはそんな脳を休める為の瞑想です。
バスケで有名なマイケル・ジョーダンやテニス世界ランク1位のジョコビッチ選手などトップアスリートも実践しているそうです。
実際に精神疾患の治療にも使われている
瞑想は科学的にも脳や精神に良いとされ、元々医学・心理学の分野では古くから取り組まれています。
実際に、精神疾患の治療としてマインドフルネス認知療法(MBCT)が行われています。
うつ病、不安、燃え尽き、摂食障害の対処法として取り組まれているのです。
それが、近年になり、話題になってきたという流れです。
マインドフルネスの方法
筆者が実践したマインドフルネスの具体的な方法はこちらです。
1、背筋を伸ばしまっすぐ座る
2、首に負担がかからないように真っ直ぐに(※力が入らない角度を探す)
3、目は閉じる
4、深呼吸をする
<実践する時間は10分>
形式としてはこのように行います。
しかし、マインドフルネスの最も重要なポイントは心・思考です。
最も大切なことは今この瞬間を意識し何も考えず思考を止める事。
この”思考を止めこの瞬間だけを意識する”という事が出来れば姿勢がどうであれ90%は出来ています。
思考を止め今を意識するためのコツ
何も考えずに今だけを意識するということは初めての方には中々難しいかと思いますので筆者なりのコツをご紹介します。
コツは簡単です。
「目をつむる時に見える変な模様を見ようとする」
全ての思考を停止しようとしても中々難しいので、思考を停止するという事を辞めて、目を閉じた時に見える変な模様を見ようとすることだけに意識を集中するのです。
目をつむるとただ真っ暗というわけではなく変な模様が見えたりしませんか?
例えば、何かをじーっと見てすぐに目をとじるとその見た形がくらい中でぼやーっと見えてきますよね。
そのように、目を閉じても暗い中に変な模様が見えると思います。
それを見ることだけに意識を集中するのです。
※注意点として、見ようとするとまぶたに力が入りがちなので、その点は注意をしながら。
この模様を見ようとすると、意外に過去や未来の事を考え・悩む事を忘れやすいです。
※あくまでもこのコツは個人的に良いなというコツなので、継続する中で自分なりの方法が見いだせてくるかと思います。
”今”に集中すると体の感覚がなくなっていく
ちなみに、筆者は1ヶ月間継続する中で、体感できるようになったことですが、今に集中することになれてくると、段々と”今”に集中している間は体の感覚がなくなっていく様な感覚になります。
フワフワしていると言うか、体が麻痺するというか。不思議な感覚です。
マインドフルネスを1ヶ月継続して体感した効果
今回1ヶ月間毎日マインドフルネスを行うことで感じた効果は4つです。
頭がスッキリする
特に、仕事の休憩中10分間行う事で、仕事の効率が上がります。
10分終わって、目を開けるとまぶたがスッキリしており、頭がクリアな状態になっている事が体感できるんです。
色々と頭をつかうクリエイティブな仕事をしている方には特にお勧めです。
イライラが収まる。ストレス解消
イライラしている時にマインドフルネスを実践するとイライラが収まります。
理由は簡単で、マインドフルネスは思考を停止させるからです。
イライラしているのは、何かの出来事に対してイライラしていますが、その思考を止めるため、イライラは当然無くなります。
「でも、マインドフルネスが10分終わったらまたイライラするんじゃ?」と思えがちですが、意外にそうでもなく、最初の頃と比べるとなんと遥かにイライラが収まっています。
問題や出来事に対して冷静に考えられるのか、脳がクリアになって働きが良くなるせいかポジティブに考えられるようになりました。
思考の切り替えが上手くなる
最初の頃は中々、思考を停止させる事、”今”に集中する事が難しいですが、実際に継続していく中で、徐々に出来るようになります。
※人によって出来るようになる期間は差があると思います。
”今”に集中することができるようになると、これはつまり完全にその時間だけ脳・思考を切り替えているということになりますので、思考の切り替えがうまくなります。
何か嫌なことが有ったとしても、10分マインドフルネスをするだけでかなり気分・思考をリセットさせることが出来ます。
頭が嫌な記憶をグルグルする人にはオススメです。
寝る時にやると寝付きが良くなる
これは個人的にオススメなのですが、寝る時に横になって寝た状態でマインドフルネスをやる事です。
普段実践する際は一応10分アラームをセットして行っているのですが、寝るときにも行ってみました。
完全にいつでも寝て良い状況で、アラームも次の朝、起床時感にセット。
布団をかぶって横になり、寝る体制でマインドフルネスを行います。
思考を止め、今に集中していると、多くの場合いつの間にかそのまま寝てしまっているのです。
目をつむって横になっているのですから当然といえば当然ですが、マインドフルネスを応用して寝る時にやると、そのままスッと寝られる事が多いので、寝付きが悪い方には個人的にお勧めです。
マインドフルネスのデメリット
上記が、マインドフルネスを実践したメリットです。
そしてデメリットに関してですが、正直デメリットは1ヶ月実践する中で何かあるのかと考えて居たのですが、特にありませんでした。
しいていうならカフェなどで行う時や仕事中にやると、姿勢保ったまま固まっている状態なので、変な目で見られている可能性があること位でしょうか。
自宅でやれば全然問題もありませんし、特に他人の目線が気にならない方はカフェでも出来るでしょうし。
という感じで、今回1ヶ月間実践してみましたがデメリットに関してはありませんでした。
今後も筆者はできるだけ継続してマインドフルネスをやってみたいと思っていますので、何か気付いたメリット・デメリットがあれば記事にしてお知らせしたいと思います。