椎間捻挫(ついかんねんざ)という言葉を聞いたことがありますか?
これは簡単に言うといわゆるぎっくり腰の事です。
その他にも急性腰痛などと言われることもあります。
▼目次
ぎっくり腰の原因は多岐に渡る
ぎっくり腰の原因は人の数だけ有ると言われています。その為、ぎっくり腰という括りの中にも急性腰痛や椎間捻挫など様々な呼び方があるのです。
椎間捻挫の症状
そんな椎間捻挫は腰椎(ようつい)が瞬間的にずれてしまい、腰の筋肉が負荷に耐え切れずにじん帯が伸びてしまい炎症が起きる腰痛です。
※腰椎とは腰部分の骨で、背骨のL1~L5番までの骨のことを指します。
急性腰痛の原因
一方、急性腰痛は突然激しい痛みが襲い、座り込み少しも動けない状況になってしまうのが特徴です。
椎間捻挫の原因
椎間捻挫の原因はいわゆるぎっくり腰と同様で多岐にわたります。下記はほんの一例です。
運動不足な人が急に腰に負荷を掛けてしまった
運動中に腰をひねった
重いものを持ち上げようとした瞬間
くしゃみした瞬間
交通事故など
このように時と場合によって原因は変わります。
筆者もぎっくり腰の経験が
筆者も実はぎっくり腰になったことがあります。
その時は、まだ20代前半の頃に引っ越しのバイト中に、階段で荷物をおろしていた時に腰を捻った瞬間。
「ピキイィィィィ」っと来ました。
一瞬、階段から落ちそうになり、かなり危なかった記憶があります。
本当に、いつ誰がぎっくり腰になるか分かりませんので、注意が必要です。
椎間捻挫になる背景
ふとした瞬間に一気に襲ってくる椎間捻挫ですが、この椎間捻挫になる背景には、筋肉の慢性疲労が有る場合があります。
ぎっくり腰は突然起こりますが、症状としていきなり表れるだけで、ゆっくりとその原因となるものは進行している場合があります。
骨格の歪みが原因となることも
椎間捻挫の原因に、骨格の歪みもあげることができます。
普段の日常を振り返ってみると、立ちっぱなしの仕事や座りっぱなしの仕事に就いていると、長時間、同じ姿勢で過ごすという方も多いのではないでしょうか?
これによって、身体の柔軟性が失われていき、同じ骨格や筋肉だけを使うことになってしまいます。
結果、体に歪みが生じてくるのです。
猫背はぎっくり腰の原因に
現代社会では、PC画面をずーっと見る人や、スマホを長時間使用することで、体が前方へ曲がってしまい猫背になってしまう方が増えています。
猫背になると広背筋という筋肉が固くなります。
これによって猫背になってしまうと頭が前に出ます。
実は頭は体の中でも非常に重い部位でボーリングの玉1個分と言われています。
またさらに、猫背になると腕も前に出てきます。
頭と腕が前に来ることで前に体の重心がずれ、それによって腰に負担がかかります。
こうなると、常に腰に負担がかかってしまっている状態になることがわかりますね。
この時に、ふいにくしゃみをしたり、急に重いものを持つ、ひねる等の負荷が腰に更に加算されてしまうと、、、
想像しただけでもぎっくり腰なりそうなイメージですよね。
そのため、実際に猫背の方は、正常な人より、かなり腰に負担がかかってしまっており、ぎっくり腰になるリスクはかなり高まっているといえます。
椎間捻挫やぎっくり腰の対策法
普段から姿勢を維持し、どうしても仕事で同じ姿勢が続いてしまうという方は、こまめにストレッチや運動する習慣を心がけましょう。
ぎっくり腰を経験した筆者だから分かりますが、ぎっくり腰になった瞬間、「あ、これ無理だ。。。」と本当に動けなくなります。油断していると怖いですよ。。。
椎間捻挫になったしまったら
もし、椎間捻挫やぎっくり腰になってしまった場合は、大抵の場合、動けなくなります。本当に。
痛みが激しい場合は、横になり、腰を丸めると少し楽になります。
あとは、周りの人に助けを求めるしかありません。
タクシーを呼んでもらうもしくは、病院まで知人に送ってもらうなどで病院へ行きましょう。
病院へ行った後は、自宅で安静にし、痛みが引くまで待つしかありません。
一般的には2〜3日程度で痛みが引く場合が多く、ある程度動けるようになるようです。くれぐれも安静にしましょう。