とある人からこんな話を聞いたことがあります。
将来の夢は何か?
僕は職業を答えました。
すると、僕に質問した人は言いました。
「アメリカは職業ではなく生き方を答える。」と。
僕は「なるほどな」と思いました。
今回は、それについて自分なりに
考察してみたことを綴りたいと思います。
▼目次
あなたの将来の夢は何ですか?
殆どの人はこの質問された経験はあるはず。
そして、殆どの人は、職業で答えたはず。
そう、私達は知らず知らずのうちに
将来の夢=職業という認識が染み付いています。
これは何故でしょうか。
子供の頃を思い返すと、なんとなく理由が分かってきました。
どうなりたいかではなく何になりたいかを重視する
僕は、子供の頃、両親からも何度も将来の夢について
質問されたことを記憶しています。
その時の質問は、
「将来大人になったら何になりたい?」
という質問です。
この「何になりたい?」の”何”は職業を指しています。
子供を育てる両親も、将来の夢=職業という
概念になっているので、このような質問形式になります。
だからこそ、私達は夢を聞かれた時に職業を答えてしまうのです。
汗水たらして働くことを美徳としてきた
では何故日本人は将来の夢=職業という概念があるのでしょうか。
これは、僕の個人的な考えですが、
昔から日本人は「汗水たらして働く事=美徳」
としてきました。
何故この概念が染み付いているのかを考えた時、
昔は就業人口の最も多い職業が農業だったことと
関係があるのではないかと思いました。
昔はコンバインなどの機会も無く、
まさに、農業=汗水たらして働くという
職業でした。
実は僕も農家の家計に生まれ、子供の頃は
実家で毎年田植えなどの農業を手伝って
いましたが、本当に重労働で大変です。
まさに汗水たらして働いていた状況でした。
日本人の大半がこの汗水たらして働くという
事でお金を稼ぎ生きてきた。
だからこそ、汗水たらして働く事を美徳と
考えたほうが、やる気も出るし、励みにもなる。
そのような考え方が、今の現代の日本にも
染み付いて残っている。
日本人は仕事をする、働くということを
美徳と考えて来たことから、
その結果、将来の夢と聞かれたとき、
職業で答えるという事が当たり前になってきた。
のではないでしょうか。
寝ずに働くことも誇ってしまう日本人
僕も何度かやってしまったことがありますが、
「仕事多すぎて全然寝てないw」と誇る人いますよね。
寝ずに働きつづけることを誇るという事は
外国人からすると意味不明な概念だそうですが、
働くことが美徳と考えてきた日本人だからこそ、
寝ずに働く事も誇ってしまう。という事につながってくるのだと思います。
アメリカでは将来の夢=どう生きたいかを答える
ある知り合いの方からこの話を聞いた時に
「なるほどな」と納得できました。
アメリカでは「何になりたいか」ではなく
「どう生きたいか」を重要視するそうです。
それは、アメリカでは昔から様々な職業があり、
汗水たらして働く=美徳という概念を持つ必要が
無かったからだと思われます。
様々な方法で稼ぐ人が昔からたくさんいたからこそ
職業にはとらわれず、生き方を重視するようになった。
現代では汗水たらして働かなくてもお金を稼げる時代
しかし、日本も現代では、様々な職業が溢れています。
- アフィリエイター
- 転売屋
- オークション
- ブロガー
- YouTuber
- 投資家
- ライター
- マーケッター
- コンサルタント
などなど。身体を使わずとも頭を使って
パソコン1台有れば場所にもとらわれずに
どこでもお金を稼げる時代です。
最近ではメルカリなどフリマアプリ等も増えて
ノマドワーカーと言われる
スマートフォン1台でお金を稼いでいる人も多い。
また、遊びに近い趣味が高じてそれが仕事になって
いる人もいます。
もちろん、汗水たらして働く事も大切であることは
間違いありません。
しかし、汗水たらして働かずとも、
頭を使えば、いくらでも稼げる時代でもあるのです。
情報収集が全て
PCやスマホ1台で稼いでいる人が増えているのは
知っているけど、実際やろうとしても上手く行かない。
という人が多い。むしろ、稼げている人は、
上位5%位しか居ないという現状も事実です。
だからこそ、何が重要かというと、情報です。
何をやるにしてもそのやり方を知る必要があります。
”やり方”つまり”情報”です。
成功するには成功するためのやり方、情報が必要です。
情報社会と言われ現在は情報が溢れかえっています。
にも関わらず、情報収集をしようとしない人も多い。
ネットにアクセスすれば簡単に有益な情報が手に入る
現在でもその恩恵に与かれていない。
知っていれば簡単に出来る事も知らなければ出来ません。
PC1台でお金を稼げる方法もネット上に沢山ありますが、
それも知ろうとしなければ入ってきません。
これは非常に勿体無いのでは。
様々な職業が増えてきた現在だからこそ、
もっと情報の重要性を感じ取る事が大切です。
もう職業にとらわれる必要は無いのでは
昔は、職業の種類も少なく限られていたので、
汗水たらして働くことや職業の選択を重要視する
必要性がありました。
しかし、現在では、どんな人でもPCやスマホ1台で
稼げてしまいます。
だからこそ、もう”何の職業に就くか”にとらわれる必要が
ないのではないでしょうか。
日本はもう発展途上国ではなくトップレベルの先進国です。
職業に囚われすぎず、
「将来の夢は?」と質問された時、
”職業”ではなく、”生き方”を答える思考が
もう少し有っても良いのかなと
この記事を書きながら思いました。
皆さんの将来の夢は何ですか?
そして、どんな生き方をしたいですか?